システムエンジニアの年収
IT業界にとってシステムエンジニアはなくてはならない存在だが気になる年収は?
プログラム開発の現場で、システムエンジニアはプログラマの上位に位置して、重要な職務を担当しています。
IT業界においてなくてはならない存在ですが、その年収はどれくらいなのでしょうか。
一般の職種よりも高め
システムエンジニアは専門的な技術職ですから、他の職業にくらべてやや高めの給与体系となっています。
システムエンジニアはプログラマを10年くらい経験してから昇格するのが一般的で、いわば現場で多くの経験を積んだエキスパートといえます。
だから、給与が高いのも当然なのです。
しかし、ひと口にシステムエンジニアといってもさまざまで、システムエンジニアになりたての人もいれば、開発現場全体を統括する責任ある立場の人もいます。
責任が重い立場になるほど給与も高くなりますが、その点では他の職種と変わりません。
ただ、システムエンジニアは納期に追われる仕事なので、残業が続くこともしばしばで、ときには徹夜で作業したり、休日出勤することもあります。
しかし、残業の多い少ないは部署によってかなり差があるので、その分まで考慮すると年収に大きな差が出ることもあります。
システムエンジニアの平均年収
システムエンジニアの平均年収は以下のとおりです。
平均年収:542万円
平均年齢:36.2歳
平均勤続年数:9.8年
男性の平均年収が556万円で、女性は482万円となっていますが、この差は男女の格差ではなく残業の有無によるものと思われます。
平均年収を時給換算すると2,107円となり、やはり他の職種より少し高めとなっています。
雇用形態による格差
システムエンジニアの収入は、雇用形態によって大きく変わってきます。
正社員以外に派遣社員として働くケースや、中にはフリーランスとして企業と契約する人、独立して仕事を請け負う人もいます。
派遣社員の場合は時給制で働くことが多く、年収で見ると正社員を上回るケースも少なくありません。
ただし、ボーナスはないし将来の保証もなく、派遣契約が終了すると、次の仕事が決まるまで間隔があいてしまうなどの不安定さがあります。
フリーランスや独立した人の場合はさまざまで、中には年収1000万円を超える人もいます。