ITコンサルタントの年収

ITコンサルタントは、企業が抱える経営上の問題を解決するために、対策方法を提案したり解決のために必要なシステムの開発・改修までのさまざまな業務を担当します。
ITコンサルタントの仕事はどんなもので、年収はどれくらいなのでしょうか。

ITコンサルタントは、IT系のエンジニアをしている人がスキルを積むうちに、ITコンサルタントへの転職を希望するケースが多いようです。
つまり、ITコンサルタントになるには、それなりにスキルが必要だということです。
それもそのはずで、ITコンサルタントの業務はかなり複雑で深いものなのです。

企業の経営方針に従ってIT戦略を立て、その企業に合ったシステム開発を提案したり、場合によってはシステム側から見た経営改善の提案をするなど、幅広く企業の経営に関わることも少なくありません。
ITの知識や技能だけでなく、担当する企業の経営のことまでよく理解していなければならないのです。

平均収入は30代で635万円、40代では820万円となっています。
IT業界だけでなく、他の業種と比較してもかなり高水準だといえますが、それだけ高い能力を要求される仕事ということができます。
一般的に、ITエンジニアなどの職歴を経てITコンサルタントを目指します。

ITコンサルタントの業務は、大きく分けて3つあります。

・アナリスト
画面定義書やテスト仕様書を作成したり、プログラムコードの作成、テストなどを担当します。
状況によっては、これらの業務を複数同時に受け持つこともあります。

・コンサルタント
アナリストの上級に位置する仕事です。
要件を整理したり、システム開発の進捗やアナリストが作成した仕様書のチェックなどを行います。
また、クライアントとの折衝も担当します。

・マネージャー
プロジェクト全体を統括して、アナリストとコンサルタントの業務をチェックするなどの進捗管理を行います。
作業計画を立て、開発全体の管理・関係部署との対応や問題がある場合には打合せや交渉を行いつつ、全体の進行状況を管理します。