エンジニア年収・転職ラボ > 転職お役立ちコンテンツ > 転職活動の始め方

転職活動の始め方

Dollarphotoclub_84449249


IT・Web業界の転職活動はどのように始めればいいのか

IT・Web業界という言葉はよく耳にします。ネットやスマホなどでもおなじみの業界で、私たちの生活に密接な関係があるのですが、ではその業界に転職したいとなると、何をどうすればいいのかわからない、という人が多いのではないでしょうか。

IT・Web業界の転職は、専門の転職サイトに登録して転職先を探すのが一般的となっています。
ここでは、転職サイトを利用することを視野に入れつつ、IT・Web業界の転職全般について考えてみましょう。

IT・Web業界にはいろいろな雇用形態がある

IT・Web関連の仕事は、パソコンとネット環境されあれば、どこでもできる仕事も多いのです。
そのため、一定レベル以上のIT・Web関連のスキルを身に着ければ、会社員として働くだけでなく、在宅勤務の形態で仕事をしたり、ノマドワーカーとして働くこともできます。
また、同じ在宅の仕事でも、企業に所属せずフリーランスとして働くことも可能です。

企業に在籍する働き方

IT・Web業界でも、一般的な雇用スタイルは企業に在籍して働く方法です。これは他業種と変わりません。
安定して収入を得て将来の保証も考えるなら、正社員として働くのが一番です。
しかし、正社員は保証があるかわりに、いろいろと制約もあります。

自分に合ったライフスタイルを優先して仕事がしたい人には、むしろ派遣社員・契約社員といった雇用形態のほうが向いているかもしれません。

転職する際には、このように雇用形態も考慮する必要があります。
企業に在籍して働く場合は、以下のような雇用のパターンがあります。

a.正社員
正社員は、企業と期限を定めない雇用契約を結んだ従業員です。
正社員で雇用されると、安定した収入と将来を企業が保証してくれます。

また、企業の根幹となる重要な仕事を任されたり、企業内で順次昇格していけるなど、やりがいをもって仕事に従事できます。

その一方で、希望通りの業務につけなかったり、転勤や異動などで、本人の意思と関係なく業務が変わったり転居を求められることがあります。

それでも、正社員は終身雇用が前提となっているため、多くの人が正社員で雇用されることを希望します。

b.派遣社員
文字通り、作業現場に派遣される社員のことです。
派遣社員になるには、まず派遣元の会社と労働契約を結ばなければなりません。
契約締結後は派遣会社から仕事の紹介を受け、条件が合えば派遣先の企業の現場で仕事をします。
正社員と違って、派遣先は自由に選ぶことができます。
また、自分の都合で数か月間仕事をしたくないなどの希望も叶えられるため、自由なライフスタイルを重視する人に向いた雇用形態といえます。

IT・Web業界では残業が多い傾向にあります。契約社員は時間給が割高なので、残業が多ければその分収入も多くなるなどのメリットがあります。

ただし、期間を限定した雇用契約のため、契約終了時に再契約されなかったら、そこで終了となってしまいます。
つまり、正社員にくらべて雇用が安定しないというデメリットがあるのです。

しかし、個人の都合で一定期間だけ働きたい人や、自分の専門スキルを高めたい人、将来独立したい人などには適した働き方といえます。

c.契約社員
派遣社員と似ていますが、働く人が企業と直接労働契約を結ぶ点が違っています。
企業と直接契約するのは正社員と同じですが、契約社員の場合は労働期間が決められていたり、昇給に制約があったり、昇格しないなどの制限があります。

また、多くの場合ボーナスなども正社員とは別の賃金体系となっています。
収入の安定を見ると契約社員と同様に不安定ですが、転勤がないなどのメリットがあります。

契約社員は、雇用期間を定めて働きたい人に向いた雇用形態といえます。
また、企業によっては契約社員から正社員へのチャンスもあり、正社員で就職できない場合は契約社員で働きながら、正社員を目指す選択も可能です。

フリー形態の働き方

在宅ワーカーなど、企業に在籍せずに主に自宅で作業する働き方です。
また、個人で小規模の事業体を興す、いわゆるSOHOという形態もあります。

最近注目されているノマドワーカーも、ほぼ同じ形態の働き方といえます。
いずれも、パソコンとネット環境があればできますが、専門分野で一定レベル以上のスキルがなければ、安定して仕事の受注を確保することはできません。

おわりに

IT・Web業界の仕事は、スキルさえあれば在宅で働いたり独立することもできるので、夢に向かってさまざまな選択が可能となります。