プログラマの年収
プログラマは稼げるというけど本当の年収は?
プログラマは、システム開発の現場でプログラミングの作業を担当し、システムエンジニアが作成した設計書や仕様書をもとに業務を行います。
プログラマは納期が近づくと残業が増えます。
ときには徹夜で作業したり休日返上で仕事をしなければならないこともあります。
肉体的にも精神的にもハードな仕事ですが、気になる年収はどれくらいなのでしょうか。
プログラマの立ち位置
プログラマという職業は、若い人にも人気があります。
技術職だから手に職をつけられるというのも、人気の理由のひとつでしょう。
また、最近は個人でパソコンを持っている人も多いので、コンピュータが身近な存在であることも、プログラマに憧れる理由のひとつといえそうです。
しかし、現場ではシステムエンジニアの指示で作業をすることになり、プログラマ自身は何の決定権もなく、言われたとおりの作業をこなすだけなので、中途半端な立場であることは否めません。
ちなみに、システムエンジニアとプログラマの違いは、システムエンジニアがシステムの設計・構築を担当するのに対して、プログラマはプログラミングのみを行います。
ただし、現場ではその明確な区別はなく、システムエンジニアがプログラミングするケースも見られます。
プログラミング後は動作確認のテストを行いますが、これもシステムエンジニアとプログラマが合同で行うことが多く、作業分担の境目はあいまいになっています。
しかし、給与体系となると厳然とした区別があるのです。
そこが、プログラマとしては少々納得がいかない点でもあるようです。
プログラマの平均年収
プログラマの平均年収は以下のとおりです。
平均年収:435万円
平均年齢:32.7歳
平均勤続年数:7.6年
プログラマから経験を積んでシステムエンジニアになるので、年収も年齢もプログラマのほうが若干下回っています。
女性の平均年収は381万円ですが、この差は残業の有無によるものと思われます。
雇用形態による格差
プログラマは、雇用形態によっても年収が違います。
派遣社員として働く場合は、正社員にくらべて年収はやや多くなります。
しかし、派遣社員は雇用が不安定ですから、年収が多いとはいえ、長い目で見ると必ずしも得策とはいえません。